こんにちは。ミユです。
私は基本的に、思いついたら行動するタイプの人間です。
一方で私の妹は超がつくほどの「心配性」。 一つの行動を起こすのに色々な可能性やリスクを考えて不安になり、なかなか行動ができないタイプです。
そんな妹ですが、最近は行動を起こすまでのスピードが前よりも確実に早くなってきました。
今回はなかなか行動できなかった私の妹が、以前よりもかなり行動力があがった方法をご紹介します。
行動できない人が行動できる人になるステップ
- 行動できない原因を特定して、割り切る
- あえて思考停止して、小さな一歩を踏み出す
- 行動した結果、「意外にいける!」という感覚を掴む
では詳しく解説していきます。
- 自分に自信がなく、行動するのがとにかく怖い
- なにか新しいことをやりたいけど、何をしたらいいか分からない
- 行動する前に、色々と考えてしまう
- 変化をするのがとにかく怖い
「自分は行動をするのに腰が重いタイプだな」と思っている方に読んでもらいたい内容になっています。
行動できない人に必要なのは、まず「割り切る」こと
行動できない人には、それぞれの理由がありますよね。
行動できないことで悩んでいる友人や家族から聞いた理由をまとめたら、このようになりました。
- 「失敗が怖い」 行動した結果、失敗して周囲からの評価が下がることが怖い。また、自分に失望してこれ以上自信を失いたくない。
- 「完璧主義」 行動した結果、時間や労力が無駄になるのが怖い。そのため、完璧に成功する方法が見つからない限り行動に移すのが怖い。つい下調べばかりしてしまう。
- 「現状維持」 口ではやりたいと言っているものの、変化するより現状のままでいるほうが楽。そのため、何もしないまま時だけが流れていく。
1つの理由で行動できない人もいれば、複数の理由が当てはまる人もいるかと思います。
全ての理由に共通して言えるのは、「割り切り」がとても大切になります。
失敗してもOK、行動した証拠だと「割り切る」
失敗が怖い人は、失敗して傷ついたり低い評価をされるぐらいなら、何もしない方がいいと思ってしまい行動に移せないことが多いです。
妹がまさにこのタイプで、以前の彼女は何か新しく行動を起こす時に「怖い」「失敗したらどうしよう」とよく言っていました。
今でもその傾向はたまに見えますが、以前よりかなり行動力が高くなりました。
それは「失敗してもしょうがないと割り切る」ことを自分に言い聞かせるようになったからです。
「失敗が怖い」という人が知らないことがあります。
それは、「失敗は悪者ではない」ということです。 失敗は成功のもとといいますが、失敗からは必ず得られるものがあります。
いきなり成功できる人なんてこの世にはいません。 どんな人でも、スタートするときはみんな赤ちゃんみたいなものです。
成功している人ほど失敗の数が多いといいますが、どんな人でも失敗からいろいろなことを学んで成功につなげているのです。
そして、もちろん行動の大きさ、重さによっても違ってきますが、実は私たちが考える「失敗」ってよく考えたらリカバリーできるものが多いです。
例えば「転職」。長年同じ会社に勤めていると、転職したいと思っていてもなかなか実際の行動に移せないことがあります。
これは「転職した結果、今より悪い状況になるかもしれない」という不安によるものが大きいです。
これに対して私は「転職してもし合わなかったら、またその時に考えよう」というスタンスをとっています。
過去、実際に転職して合わなかった会社を数ヶ月で退職し、別の会社に再度転職したこともあります。でも、その合わなかった会社での数ヶ月も「経験値」として今に生きています。
むしろ、行動を起こさない限りは失敗もありません。失敗したというのは行動を起こした証拠です。
さらに行動した結果を失敗と捉えるのではなく、やってみたけど違っただけ、今度は別の方法を試してみよう。そう捉えることが出来るようになると、行動までのハードルがさらに下がってきます。
完璧にはできないものと「割り切る」
完璧主義な人は、自分が満足いく形でないと行動を起こせない場合が多いです。なぜなら、完璧主義な人ほど一度で成功させたいという思いが強いからです。
しかし実際は、自分が満足いく形というのは、行動してみた結果、小さな改善と成功を繰り返すことで辿り着くことの方が圧倒的に多い気がします。
なので、「行動を起こす前から、絶対に成功する方法は見つからないと割り切る」ことがとても大切です。
そしてこのタイプの人は、一度で成功したい気持ちが人一倍強いため、行動を起こすときにいきなり大きな一歩を踏み出そうとする特徴があります。
いきなり大きな一歩を踏み出すのは、どんな人でも怖くなります。
まずは「小さな一歩からスタートする」ことを心がけてみるのをオススメします。
例えば、私の妹は最近インスタグラムのアカウントで情報発信することを始めました。
以前の彼女だったら、せっかくインスタのアカウントを開設しても「この投稿内容で100%うまくいく」という確信が持てないため、インスタグラムで発信すること自体を諦める、というような事に陥りがちでした。
しかし今の彼女は、最初から完璧な状態はムリということを割り切っているので、下記のようなやり方で自分が満足いく形に近づくように試行錯誤しています。
投稿内容に確信が持てなくても、とりあえず投稿してみる
↓
投稿に対する実際の反応をみながら、次の投稿内容を調整していく
最初から完璧はムリと割り切ることで、完璧主義な人が行動することへのハードルがずいぶん下がるのではないでしょうか。
現状維持バイアスがかかっていると「割り切る」
現状維持バイアスという言葉、聞いたことありますか?
現状維持バイアスとは?
現状維持バイアスとは「大きな変化や未知なるモノを避け、現状を維持したくなる」という心理作用です。
ー出典 現状維持バイアスとは?事例は?外し方は?| BRAVE ANSWER
「失敗が怖い」という原因と似ていますが、要はこれまでと違った行動をとることで「何かを失う」ことを恐れて現状維持をしている状態です。
私の周りでも 「今の職場が不満だ。働き方を変えたい」 「何か始めたいけれど何をしたらいいか分からない」 と言って何年も行動を起こさずに同じ状態のままでいる人がいます。
私自身、現状維持が悪いことだとは思っていません。 一番大事なのは「本人が満足しているか」だからです。
ただ、何年も同じ不満やモヤモヤを抱えたまま、行動を起こしていない人をみると、「もったいないな」と感じてしまうことはあります。
こういうタイプの人は、 「行動できない理由」を考えるのが得意です。例えば、「今は仕事が忙しいから、落ち着いてから行動に移したい」「今は仕事と子育てで時間が取れないから、時間に余裕ができてから始めたい」などです。
そのため、本人は気づいていないことの方が多い気がします。まず自分に現状維持バイアスがかかっていることを知るということが第一歩です。
その上で、「本当に行動したいのか?実は現状のままでいいのか?」を自分に問いかけ、もし「本当に行動したい」と強く思うのであれば、まずは小さな小さな一歩を踏み出してみることをオススメします。
行動できない人が行動する人になる方法
あえて思考停止して、小さな一歩を踏み出す
前述したように、行動できない人は失敗を恐れたり、完璧主義であったりと行動する前に考えすぎる傾向があります。
もちろん事前準備はとても大切ですが、考えすぎる人はあえて「何も考えずにやってしまう」ことをおすすめします。
「○○が落ち着いてからやろう」ではなく、「出来るだけ今!すぐにやってしまおう」という勢いがかなり大事だったりします。
くわえて先にご紹介した「現状維持バイアス」がかかっている人は、できるだけ現状を維持した状態で、リスクが低い「小さな一歩」を踏み出したほうが自分へのストレスは少ないと思います。
小さな一歩を踏み出すことで、この先の道が見えてくるので、この始めの一歩がとても大切です。
行動した結果、「意外にいけそう」という感覚をつかむ
小さな一歩を踏み出すと、行動する前には知り得なかった情報や経験値がついてきます。
その小さな一歩を積み上げて「意外にいけそう」という小さな成功体験を積み重ねるというのが行動する人のパターンです。
仮に行動した結果失敗した場合は、「これは合わなかったな」という風にさらりと流して次に進むことも大事です。 合わないことを知ることも、失敗から得られる大きな報酬です。
行動量が多くなると、それに比例して小さな失敗も増えます。でも不思議と「失敗慣れ」をしてきて、「これは失敗ではなく、新しい情報(データ)が得られた」と捉えることができるようになってきます。
自信がついて行動のハードルが下がる
行動した結果、小さな成功体験をすると「自分は大丈夫そう」という感覚がついてきます。 この感覚がついてきたら、他の行動を起こすときも同じパターンで最初の一歩を踏み出していきます。
もちろん、自分の性格はそう簡単に変えられるものではありません。しかし、「行動する」というのは「習慣」に近いものがあります。毎日歯磨きをするのと同じ感覚です。
もし行動に対しての心理的バイアスがかかった時は、常に「小さな一歩」を意識するといいかもしれません。
まとめ
行動できない人が行動できる人になるためにすること
- 行動できない原因を特定して、割り切る
- あえて思考停止して、小さな一歩を踏み出す
- 行動した結果、「意外にいける」という感覚を掴む
- 失敗はできるだけ受け流して経験値にする
- 小さな成功体験を積み重ね、行動へのハードルを下げる