こんにちは。ミユです。
私は第二子の出産後、フルタイム会社員を辞めて働き方を変えました。
「自分にはスキルが足りないから無理だ」「不安定なのは怖い」と思っていたからです。
でも、順を追ってプランを立てれば、誰でも働き方を変えるのは可能だと思うようになりました。
ワーママに疲れたらまずやることは何だと思いますか?
私がしたのは、「理想の生活スタイルを妄想する」ことです。
細かくは3つあるので、今回は私の実体験を元に紹介していきたいと思います。
- ワーママとして職場に復帰したが、両立が辛いし毎日疲れている
- フルタイム勤務や遠方勤務などで、子供と一緒の時間が取れなくて悩んでいる
- 部署の中でマミートラックにはまっていて、居心地があまりよくない
- バリバリ時間を気にせず働いている同僚に嫉妬してしまう
当時の私と1つでも似たような悩みを持っている人に読んでもらいたい内容になっています。
ワーママ辞めたいと思っていた私の、フルタイム正社員で働いていた時の状況
当時、外資系の会社でフルタイムで働いていた私の状況はこんな感じでした。
- 繁忙期は帰宅後に子供の寝顔しか見れず、涙する日々。
- 同じく会社員の夫が夜はワンオペになり、夫も生気を失う。
- 定時で上がれても、疲れて寝かしつけで寝落ち。自分の時間がない。
- 仕事を猛スピードで終わらせても、周りの同僚は残業しているため、帰宅する時に肩身が狭い。
- 早く帰宅しようとすることで、仕事に対するモチベーションが少ないように見られ、悔しい思いをしていた。
周りのママの話を聞いても、時短勤務でも残業していたり、残業こそないものの疲れて夕飯を作る余裕がない、といった声を多く聞きます。
働きながら育児している人、本当にみんな頑張っていますよね。
ワーママ辞めたい時のやること1:理想の生活スタイルを妄想する
仕事を辞めたいと思った時に、以前の私ならすぐに「仕事自体を辞める」「転職する」ということを考えがちでした。
でも今回は、その行動を起こす前に、「そもそも本当はどういう暮らしをしていきたいのか」を立ち止まって考えることにしました。
なぜなら自分が「何に不満を持っていて」「どうしたらもっと楽しく過ごせるのか」を自分の腹に落とし込むことで、結果的にベストな道を、納得して選択するすることができると思ったからです。
今の不満を洗い出す
まず、私がしたことは、今の状況で不満に思っていること、本当はやりたくないことを洗い出すことでした。
さらに、その不満に対して「1〜5段階」でレベル分けしていきました。
これが「本当に耐えられないこと」「まだ我慢できること」といった自身の今後の判断基準としてとても大切になってきます。
不満レベル | 内容 |
---|---|
子供と一緒の時間が取れない | |
朝、ダラダラしている子供を鬼の形相で急かしたくない | |
満員電車に乗りたくない。 | |
労働時間の長さで仕事の評価をされたくない | |
平日に気軽に病院に行けない |
とにかく「不満レベル:5」のものから優先的に解決したいということが、これにより分かるようになりました。
理想の生活スタイル、自分がやりたいことを洗い出す
解消したい不満が見えたら、次は「本当はしたい生活スタイル」「やってみたいと思っていたこと」をリストアップしていきました。
この際に、「自分には無理だ」「これを実現するのは難しい」といった制限を出来るだけ外して自由に考えてみることをオススメします。
始めから制限の中で考えてしまうと、根本的な解決につながらない可能性があるからです。
やりたいことの例
- 時間と場所に縛られずに働きたい
- 平日の昼間に美容院やヨガに行きたい
- 子供が体調悪い時は、家で看病しながら仕事したい
- 週3でやりがいのある仕事をして働きたい
- 複数の収入源がほしい
でも、自分が目指したい生活スタイルを知り、それをすでに実現している人を参考にしたり、実現のための方向性を知るだけでも、視野がぐんと広がります。
ワーママ辞めたいときのやること2:理想の生活スタイルの実現方法を考える
ここで大切だと思ったのは、出来るだけ選択肢を多く出して、より理想に近い形の働き方があるかどうかを知ることです。
仮に理想の働き方を今すぐに実現するのが難しいのであれば、どういうステップを踏めばそれを実現できるのかを自分で調べていくことも必要だと思います。
今の会社で働き方を変える
例えば正社員フルタイムで就業中の場合、時短やパートに切り替えることや、リモートワークで勤務できるか交渉していく等の対応が考えられます。
今の会社自体は好き、あまり転職などで環境を変えることはしたくない、といった人の場合はこの方法がおすすめです。
しかし、このパターンの場合によく耳にするのが、「ずっと正社員で働いてきたのに、パートやアルバイトに切り替えることに抵抗がある」という意見です。
私もずっと正社員で働いてきたのでこの気持ちは痛いほど分かります。
これに対する対処法は、後述する「やること3: 働き方を変えることによるデメリットやリスクとその対処法を検討する」に書きますが、一番大事なのは「自分の中の優先順位を正しく把握すること」です。
例えば「正社員」と「パート」だったら給料面などで待遇の差があったり、正社員の方がより安定しているという一面もあります。
もちろん給料や安定もとても大事です。ただ、ここでは一旦「世間一般的な判断基準」と「自分が本当は大切にしたい基準」というのを混同せずに考えていくことがとても大事だと思っています。
自分が実際に働いているイメージを膨らませてみて、より「楽しそう、気持ちが楽になる」等ポジティブな姿が想像できる方が「自分が本当は大切にしたい」ことです。
もちろん自分のことだけでなく、現実的には家計などの事情を踏まえた選択をしていく必要があるかと思いますが、「自分が何を大切にしたいか」をここで改めて認識しておくことで、それが今後の「自分の選択」の判断基準となっていきます。
転職する
今所属している会社で働き方を変えるのが難しい場合や、会社自体に何かしらの不満がある場合は、転職活動をするのも選択肢の一つです。
ここで大事なポイントは
「本当に転職することで、自分の大きな不満が解消されるのか?」
「自分の理想の生活スタイルの実現に近づくことができるのか?」
この2点を冷静に見極めることです。
また、これまで経験してきた仕事や職種で、自分の理想の働き方を実現するのが難しいといった場合も、「別の職種に転職する」ことで可能性は広がります。
例えば、将来的に在宅ワークをしたいとなった場合、在宅ワークできる可能性が高い職種に転職する、などが考えられます。
フリーランスとして独立する
理想の生活スタイルを考えた時に、フリーランスとして自分で仕事量や働き方を調整しながら働いていくスタイルに魅力を感じた人もいるのではないでしょうか。
ただしフリーランスといっても働き方は職種によって大きく異なってきます。
経験ある職種が、フリーランスでも仕事としてあるのか、ある場合どういった働き方になるのかは確認する必要があります。
フリーランスとなるとクライアントを見つけるための営業活動をしないといけないイメージがあるかもしれませんが、最近は個人のフリーランス向けに仕事案件を紹介する人材エージェントが沢山出てきました。
もちろん案件が常に一定数ある分野や職種で経験があることは前提となりますが、これまでの経験をベースにしてフリーランスになる場合は、まずはこういったエージェントを活用していくのがオススメです。
もし経験してきた職種で、フリーランスの案件が少ない場合はどうでしょうか。
この場合は、前項で上述したように、フリーランスになる前に「転職」というステップを踏み、そこで十分な経験と実績を積んだ上で独立するなど、段階的にプランを立てていくのも一つのやり方です。
自分で事業を始める
事業内容によっては「フリーランス」と重なる部分もありますがゼロから何かを生み出すことに興味がある場合、自分の事業を始めるという選択肢もあります。
まず小さく始めてみるのであれば、やはり「ブログやサイトの運営」「youtuber」といったものが有名ですよね。
その他にも最近は「せどり」や「自分の作品販売」など、個人が稼ぐ手段が多様化しています。
私もこういった個人で事業をやることにも興味があったので、「まずは世の中にどういう個人ビジネスがあるのか」を情報収集しました。
自分にも出来そう、興味があると思ったものに対して、具体的な始め方や収益化のノウハウなど、色々な方が発信しているものを参考にしてみてもいいかもしれません。
ワーママ辞めたい時のやること3:働き方を変えることによるデメリットやリスクと、その対処法を検討する
ここでは予想できるリスクやデメリットに対して、私がとった考え方や対処法をご紹介します。
家計への影響
たとえばフルタイム正社員から時短やパートに切り替えた場合、毎月の給料額やボーナスなどの待遇面での差に目がいってしまい、なかなか働き方を切り替える決断がつかない場合があります。
私が会社員からフリーランスに転向した際は、安定的な収益が見込めなくなることや、会社員時代にもらっていた年収よりも下がる可能性があることに不安を感じていました。
誰しも、今まであったものが無くなったりすることには抵抗感を感じてしまうものですよね。
このような場合、「毎月の家計からみて、どれぐらい自分が稼ぐ必要があるか把握すること」がとても大切になります。
こう書くとすごく当たり前のことを言っていますし、普段からきちんと管理している方ならこれはすぐに把握できるので読み飛ばしてください。
私の場合は、性格がとてもズボラで、会社員時代は「家計簿?そんなのムリムリ」と言って家計管理を放棄していました。残念なことに夫も管理するタイプでは無いので、我が家の家計はザル状態でした。
なので、これを機に毎月の生活費はいくら必要か、貯金はどれぐらい必要か、削るとしたどこを削るか、といったことを夫婦で細かく話し合いました。
改めて見直すと、自分たちが想像した以上に食費やネットでの買い物にお金を使っていることが判明しました・・・。
また、家族が日々楽しく暮らせる生活レベルを維持するにはどのくらいの生活費が必要なのか、住居費などの固定費は場合によっては見直せるのかなど、これをきっかけに「自分達にちょうどいい暮らし」を考えるきっかけにもなりました。
この結果、会社員時代より私が収入を落としたとしても、今よりも精神面で豊かな暮らしを追求した方が幸せだ、と夫婦で確信を持って思えるようになりました。
我が家のように「実はいくらお金が必要なのか」を夫婦で共通認識を持っていなかったり、把握していない方がいたら、これを機に見直してみるといいかもしれません。
収入アップの見込みがあるか
私が次に抱いた懸念点は「将来的な収入の見込み」でした。
同じ会社で働き続ける場合、給料の上昇幅はだいたい予想がつけられますが、転職や独立といった場合は将来の収入アップの目処については事前に方向性を見積もる必要があります。
例えば未経験の職種に転職する場合、これまで経験してきた仕事と比べると給料は下がる可能性が高いですよね。
こういった場合に大切なのは、「短期的ではなく中長期的なスパンを見据えること」です。
切り替えのタイミングでは収入が下がったとしても、そこで経験を積んだ先に、収入アップの可能性がある場合、「経験を投資」と捉えて一時的な収入減少を受け入れられるかを検討する必要があります。
また、本業からのみの収入ではなく、収入源を増やすといった方法も考えられます。副業(複業)や資産運用が一つの例です。
本業だけの収入にとらわれずに視野を広げてみると、意外に収入を上げる方法は色々あるなと私も最近気づきました。このあたりも今後別記事で紹介していきたいと思っています。
老後の不安
フリーランスという形態を選んだものの、漠然と「老後は生活していけるのだろうか」と不安におちいることがよくありました。
病気や怪我をした場合どうなるのか、老後の年金が足りるのか・・・、など、守られていない立場になることで、万が一の時の心配がどうしても浮かんできてしまいます。
これに対しての対処法は、すごく乱暴な表現になってしまいますが
「まぁ、どうにかなるだろう」という気持ちでいるようにしています。
もちろん、独立するならば最低限、税金や社会保険料などの知識を身につけ、将来もらえるだろう年金額と、それ以外でいくら自分で用意する必要があるのかなどは事前に把握して、準備した方がより安心です。
会社員だとしても、終身雇用制が崩れたと叫ばれている今、会社員としてどう最後までキャリアを継続していくかは常に考えていく必要がありますよね。
あとは数十年先のことは誰にも分かりません。そのことを心配しすぎるよりも、日々の積み重ねと経験を積んでいくことを大事にしていきたいと私は思っています。
まとめ
具体的には下記3点をやってみてください。
- 嫌なことを書き出して、理想の働き方(生活)をとことん妄想する
- どうやって現状から理想の働き方(生活)に近づけるかを考える
- 働き方を変えた場合に考えられるリスクやデメリットに対処する
私自身、上記をやって結果的に会社員からフリーランスに転向しました。
まだ駆け出しなので改善の余地はたくさんありますが、「子供との時間の少なさ」「労働時間の長さで評価される」といった会社員時代の大きな不満が解消され、以前よりかなりストレスを感じることが少なくなりました。
試行錯誤しならがら進んでいるので、また別記事でフリーランスの働き方やリアルな収入事情などを公開しようと思っています!
ここまで長々と読んでいただきありがとうございます。この記事がワーママ辞めたいと悩んでいる方の「今後の働き方」を考えるきっかけになれたら嬉しいです。